ソファの構造について
私達は寝心地を重視しています。ソファの構造は「座る」より「寝る」を優先して考えられています。
座りごこちを優先するか、寝ごこちを優先するかについては、設計のところにも書きましたので、そちらを参考にしてみてください。構造について言うと、座りごこち良いソファでは、座クッションの中央部がほどよく凹むことで、お尻が前に滑り出にくくなるような構造になっています。しかし、寝心地で考えると、その構造は必ずしも寝ごこち良くはありません。ですので、ベッドのマットレスのように、全体が同じように沈む構造にしていたり、ソファと同じ構造のモデルでも、中央部が沈みすぎないようなクッションの硬さにしたりしています。
小さな子どもは眠たくなると、体温が上昇して体が温かくなりますよね。人は寝ているときに、身体の表面近くに血が集まって身体の内部を冷やし、内臓や脳を休ませているのです。ですので、寝ている間には結構汗をかいています。
ソファのクッション材には、断熱効果のあるウレタンが使用されており、直接ウレタンの上に寝転ぶと、体を冷やすどころか、温めてしまいます。それを軽減するため、ソファの表面には通気性のある布を使用し、その下にはウレタンとの間に隙間を作るよう、樹脂の綿を入れています。この様に、「いねむ」のソファは、快適に居眠りできるよう考えて作っていますが、健康のためには、お布団の上で長い時間しっかり睡眠を取るのがお勧めです。
先ほども書いたように、人は眠るときに汗をかきます。ですので、ソファを快適に使うには、いつも清潔であって欲しいですよね。カバーリングタイプのソファは、カバーを外して洗うことができます。ローガンなど、デザイン的にカバーリングが難しいモデルのために、汚れが落としやすく、除菌しやすい布もラインナップしています。
これからも、お家で過ごす時間をより快適にするため、研究開発を続けていきます。皆さんからのご意見も、どんどん聞かせてくださいね。